1minute shapeシリーズでは、1日1分でできるシェイプアップ運動を発信しています。
第2回はPC作業で発生しがちな「首・背中」のコリ解消が期待できる運動です。
パソコン仕事が続いて首が痛い
パソコンや携帯の画面を覗きこんでいると、どんなに気をつけていても、集中すると前かがみになり頭が下がり肩が前に出てしまいがち。
この姿勢を続けていると肩や首が痛くなるとわかっていても、仕事に没頭すると無意識に前のめりになってしまいます。
首を支えている筋肉は肩や背中に直結しているため、肩の痛み、首の痛み、肩甲骨内側の背中の痛みなどが起こります。
腕の動きが悪くなると筋肉が落ちる悪循環
また、普段気にせずに生活していると、からだの前側の筋肉が強く、背中の筋肉は弱く硬くなることから、猫背になってしまったり、腕の動きが悪くなってしまいます。
腕を動かさなくなると筋肉は落ちるし、さらに肩こりや首痛が悪化するだけではなく、基礎代謝を下げて太る原因にもなりかねません。
今日のトレーニング: アーノルドプレス
※音が流れますご注意ください!
アーノルドプレスの期待効果
両腕を前で合わせる動作で、背中にある肩甲骨周りの筋肉をほぐします。
また、腕をしっかりと頭の上に伸ばす動きは、肩や首の固まった筋肉を働かせて、血行を促します。
メリハリがつくくらいに大きく動かして筋肉のストレッチ具合を感じましょう。
アーノルドプレスのやり方
- 両腕のひじを胸の前で合わせて背中のストレッチ
- 両手を頭の上に伸ばして肩の筋肉を活性
- ひじをからだの横に引き下ろして肩甲骨を内側に寄せる背中の筋肉トレーニング
※上記の動きを1週として、20回実施
ゆっくりでいいので一つ一つの動作をしっかりと行いましょう。
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記事の筆者
小山 啓太
トレーナー歴20年。NATA-ATC。2020年よりエビジムのトレーナーに。
1978年1月22日生まれ。北海道札幌市出身。立正大学法学部を卒業後アメリカに渡り、エンポリア州立大学大学院スポーツ医科学専攻課程と、セントラルミシガン大学大学院運動科学専攻課程を修了。オリンピック選手やプロのアスリートのトレーナーとして活躍。障害者スポーツについて学び、帰国後は群馬大学にて教鞭を取り、運動と脳の働きを研究。2018年英国ケンブリッジ大学での世界教育会議にて最優秀研究発表賞受賞。プロアスリート、モデルや芸能人から一般の方まで幅広く正しい体の使い方、運動法や生活習慣の指導を行っている。
体や脳、運動に関する著書も多数執筆。『0歳からのボール遊び運動 "投げる"が脳と体を育む』『野球選手のTHE肉体改造』『現代社会のスポーツ総合学 1―スポーツとともに生きるエキスパート達の提言 (グリーンブックレット)』他