ストレス緩和におすすめ!片足を縛った花輪のポーズ#102

片足を縛った花輪のポーズ

ヨガのアーサナは、完成させるまでの過程の中でポーズを維持している間に内に集中しながらもいかに身体の外へと拡張していけるか?というところがとても大切な部分です。

運動量や、難易度が高い低いは関係なく、どんなポーズにも同じことが言えます。全てを丁寧にやるとはそういうことなので、その日その時の身体や心のコンディションなど自分の内に意識を向け繊細に感じることができていれば、「このアーサナ飽きた」ということにはなりません。

今回は、特に経絡や経穴を意識したアーサナを行います。

サンスクリット語のヨガ用語でナディとも呼ばれたりしますが、人間の身体には、臓器一つ一つに繋がる気の流れ道があります。大気中のプラーナを身体に入れていき、それを、手や足、どの経路に送るかといった作業を行います。

その気の流れ道を活発にさせることで、エネルギーが高まってくる感覚を感じたり、落ち着きが取り戻せたり、時間がゆっくり流れる感覚になったりと様々な効果効能を感じますが、どんなかたちで現れるかは様々です。結果にこだわらずに、呼吸に意識を向けているかどうかが、結果的に大きな差をうむでしょう。

片足を縛った花輪のポーズ

骨盤の奥の方にある骨盤底筋を鍛えながら下半身をストレッチします。腎臓・肝臓に繋がる経絡を刺激し、泌尿器系の症状の改善ストレスの緩和をしていくポーズです。

手順

  1. まず通常の花輪のポーズをとりましょう。
  2. そこから左足を横に伸ばし、踵を突き出します。
  3. 右腕を膝の内側から後ろに回して、左腕も後ろに回し腰のあたりで両腕を組んでいきます。
  4. 少しずつ右足に体重をかけ、右膝を深く曲げながら、左つま先を天井に向け左足を腿の付 け根から伸ばして行きます。
  5. 肩で膝の内側を外側に押すとストレッチが深まります。
  6. 腹部が抜けてお尻が床に落ちやすいので骨盤底筋を意識。(会陰部を引き上げるような感覚)
  7. 伸びている恥骨から内腿、脹脛の内側など足の内側全体に呼吸を送るようなイメージでホールドします。
  8. 戻るときは、両手を開放して足を元の位置に戻す。

ポイント

ただストレッチするだけではなく、会陰部を引き上げた状態で伸ばすことを意識しましょう。

  • この記事を書いた人
白石千晶

chiaki-shiraishi

ヨガインストラクター/ヨガ指導歴8年。 ヨガの学びを深める中で「真の自分らしさ・生き方」をヨガ哲学から学び、忙しい社会の中で自分らしさや癒しを忘れてしまっている現代人に少しでも自分らしい豊かな日々を送ってほしいとの思いで自分の内面に働きかけるヨガレッスンをしています。

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