リモートワークでも集中力UP!鷲のポーズ#96

鷲のポーズ

ヨガのアーサナは、完成させるまでの過程の中でポーズを維持している間に内に集中しながらもいかに身体の外へと拡張していけるか?というところがとても大切な部分です。

運動量や、難易度が高い低いは関係なく、どんなポーズにも同じことが言えます。全てを丁寧にやるとはそういうことなので、その日その時の身体や心のコンディションなど自分の内に意識を向け繊細に感じることができていれば、「このアーサナ飽きた」ということにはなりません。

今回は、特に経絡や経穴を意識したアーサナを行います。

サンスクリット語のヨガ用語でナディとも呼ばれたりしますが、人間の身体には、臓器一つ一つに繋がる気の流れ道があります。大気中のプラーナを身体に入れていき、それを、手や足、どの経路に送るかといった作業を行います。

その気の流れ道を活発にさせることで、エネルギーが高まってくる感覚を感じたり、落ち着きが取り戻せたり、時間がゆっくり流れる感覚になったりと様々な効果効能を感じますが、どんなかたちで現れるかは様々です。結果にこだわらずに、呼吸に意識を向けているかどうかが、結果的に大きな差をうむでしょう。

鷲のポーズ(ガルダアーサナ)

鷲のポーズは、肩周りと股関節周りに効果があります。肩甲骨を広げることで肩周りにストレッチをかけるので、肩こりの方にはとてもおすすめです。

また、腕や脚を絡めた状態から、体を解放することで、収縮されていたものが解放され血流が良くなったり、冷え性改善にも繋がります。

片足でバランスを取り一点に集中するため、集中力アップも期待できます。リモートワークで疲れてしまったなという方は、気分転換に試してみてはいかがでしょうか?

手順

  1. 軽く膝を緩めて右足を左足にかけます。
  2. ふくらはぎの方まで足の甲を絡めます。
  3. 両腕を左右に伸ばし、右腕が上、左腕を下にし、そのまま円を描くように回して両腕を絡め、手のひらを顔の前で合わせていきます。(親指が鼻のほうに向くように)
  4. 引きを吸って、吐きながらお尻を後ろに引きます。同時に肘を胸から離していくように指先を斜め上の方向へ。目線は前方。
  5. ここで3〜5呼吸ホールド。
  6. 肩甲骨と肩甲骨を左右に離しながらその伸びた肩甲骨の間の部分に呼吸を送っていくようなイメージ。
  7. 戻るときは膝を伸ばしていき、足、手を丁寧に解放します。

ポイント

  • 下半身が不安定だと転倒するかもしれないので下半身からしっかりと土台をあんていさせるように心がけましょう。
  • 膝に痛みや違和感のある方はこのポーズはお休みしましょう。
  • 膝が前に出過ぎている場合はアライメントが崩れていて膝に負担がかかるので、お尻を後ろに引き、腿にアプローチするようにします。
  • この記事を書いた人
白石千晶

chiaki-shiraishi

ヨガインストラクター/ヨガ指導歴8年。 ヨガの学びを深める中で「真の自分らしさ・生き方」をヨガ哲学から学び、忙しい社会の中で自分らしさや癒しを忘れてしまっている現代人に少しでも自分らしい豊かな日々を送ってほしいとの思いで自分の内面に働きかけるヨガレッスンをしています。

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