山登りのプロが教える!安達太良山のおすすめルートと楽しみ方|福島県北部

登山

山登りって聞くと「慣れた人が行くもの」「山道がツライ」という少しハードルが高いイメージがあるのではないでしょうか?

ここでは、山登りやスキーが趣味で毎週土日に出かけている筆者がおすすめの山登りルートや楽しみ方をお伝えできたらと思います。

今回は筆者が撮影した安達太良山の写真と共にお楽しみください。

安達太良山の概要

安達太良山4

福島県北部に位置する、1700m程度の山が密集する火山群である。特徴としては、主峰安達太良山(1700m)から鉄山(1709m)にかけての荒涼とした火山風景が挙げられる。

周辺には安達太良、二本松塩沢、箕輪、沼尻の各スキー場があり、安達太良スキー場からはロープウェイが利用できることから、初心者でも挑戦が可能な難易度となっている。また、岳、土湯、沼尻などの名湯に囲まれた一大温泉地帯でもあり、活動後の楽しみにも事欠かない。

山登りのプロおすすめのルート

奥岳ルート(距離8km、累積標高差830m)

安達太良スキー場(奥岳)から登り始める、最も利用者が多いルートである。このルートは、周回ルートとなっている。最初にロープウェイで登り、くろがね小屋方面を下る(時計回り)のが一般的だが、私は反時計回りを推奨したい。

安達太良山1

スキー場の右端の林道を進み、樹木の背丈が低くなった勢至平を越えると、くろがね小屋にたどり着く。くろがね小屋は切り立った鉄山を背後に建ち、その谷間に沸く源泉を利用した温泉が名物の山小屋である。

ここで小休止を挟み、核心部の登りに備えたい。くろがね小屋から峰の辻までは、ルート屈指の急登だが、樹木が姿を消した開放感溢れる景色なので、写真を撮りながら焦らずにゆっくりと登って欲しい。

安達太良山5

そして、牛の背の稜線がこの登山のクライマックスとなる。山を登る際、稜線や頂上にたどり着いた途端、それまでとまるで違う景色が眼前に広がる瞬間は、登山の醍醐味である。牛の背にたどり着くと眼前には、月面とも評される爆裂火口、沼の平が広がるのである。

安達太良山3

そのあまりに巨大で力強い眺めが、稜線に辿りついた瞬間一瞬も間を開けずに飛び込んできた体験は、私を山の虜にするには十分過ぎた。この瞬間の感動が忘れられず、私が安達太良山をガイドする際にはいつも反時計回りルートを選び、稜線の直前でゲストを放り出して一人先行する。

そして、景色が変わった瞬間に浮かぶ、ゲストの十人十色の反応を見て楽しんでいる。

安達太良山2

いつも風が強い赤茶けた稜線を南側に辿ると、鋭く聳える尖塔の山頂へと至る。梯子や鎖を利用し、慎重に登りたい。

山頂からは360度の眺めが広がり、福島の街並み、東連峰、裏磐梯の湖沼群、磐梯山、猪苗代湖などが見渡せる。最高の展望台である。十分に景色を堪能したら下山を開始し、ロープウェイにて登山口へ戻ろう。

沼の平の絶景が最もドラマチックに演出されること、下山で楽をできること、これらの理由で、私のおすすめは反時計回りである。

サブルート

余力があれば、矢筈森の分岐から馬の背を北進し、鉄山を目指したい。往復1時間程度の行程だが、沼の平やその奥に聳える磐梯山を眺めながら歩く切り立った稜線は、空を飛んでいるような開放感を味わえる。

安達太良山へのアクセス

公共交通機関をご利用の方

※途中よりタクシーが必須になります。

JR東北新幹線 東京駅から「郡山駅」まで約1時間50分
JR東北本線 郡山駅から「二本松駅」まで約25分
JR東北本線 二本松駅からタクシーで「あだたら高原スキー場(安達太良山 奥岳登山口)」まで 16km 約20分

  • この記事を書いた人
松原祐介

yusuke

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