ダイビングをしてみたいけど、「どんな種類のライセンスを取ればいいの?」という疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
NAUI(ナウイ)は、たくさんの人に安全なダイビングを普及するために世界で初めてできたダイビングの指導団体です。
今回は、指導団体「NAUI(ナウイ)」のライセンスでできることや、NAUI(ナウイ)のライセンスが取れるおすすめのスクールを紹介します。これからダイビングを始めてみたい人はぜひ参考にしてみてください。
NAUI(ナウイ)はこんな人におすすめ!
こんな方におすすめ
- 長い歴史でのノウハウが蓄積されたカリキュラムでダイビングを学びたい人
- 年齢や性別、体格、性格など一人ひとりに合わせた講習を受けたい人
NAUI(ナウイ)とは?
NAUI(ナウイ)は他の指導団体と何が違うの?
引用:blue-peter
本部:アメリカ
NAUIは1960年8月アメリカで初のインストラクターコースが開催されたことをきっかけに始まり、今年2020年に60周年を迎えています。
加盟ショップ数:国内150店舗
NAUIの加盟ショップは世界中で約100カ国以上、約50,000人以上のインストラクターがいます。
国内では北海道の知床から沖縄の西表島まで、日本各地に約150店舗。
NAUIの加盟ショップはお店同士の結束が強いのも特長のひとつです。親しみやすく個性豊かなお店でたくさんの仲間とダイビングができます。
特徴:世界で初めてのダイビング指導団体
NAUI(ナウイ)とは「National Association of Underwater Instructors」の略。1960年に世界で初めて誕生したダイビングの指導団体です。
NAUIの歴史は長い歴史の中で、ダイビングを趣味として始めたい人がより楽しく安全なダイビングができるよう指導し続け、ダイビングの普及に大きく貢献しました。
誕生以来、
- 最愛の人を任せられる信頼
- Dive Safety Through Education(教育を通じた安全なダイビングの実践)
の信条をもとに、ダイバーへのCカードの発行や質の高いインストラクターを育成してきました。
【NAUIメンバー資格確認フォーム】 NAUIには、公式ホームページでメンバーの資格取得状況を確認できる「NAUIメンバー資格確認フォーム」があります。 NAUIインストラクター番号とメンバー名のイニシャルを入力すると、自分の資格取得状況がすぐに分かるので便利。 このフォームで確認ができるのは、下記の資格保有者です。
NAUI(ナウイ)のライセンス内容は?
引用:blue-peter.
実は、ダイビングのライセンスは指導団体ごとにダイバーランク(コース)名やできることが違うんです。
ここでは、NAUIの各ダイバーコースについて解説します。
ダイバーコースについて
NAUIオープンウォーターダイバーコース
NAUIオープンウォーターダイバーコースは、Cカードを初めて取得して本格的なダイビングの一歩を踏み出す人のためのコースです。
安全にダイビングを楽しむための基礎知識や実践スキルを身につけます。
このライセンスを取得すると、下記のことができるようになります。
【受講条件】満10歳以上(未成年は保護者の同意が必要)
【取得するとできること】
- 水深18mの海域まで潜れる
- 日中の穏やかな海でバディとダイビングを楽しめる
NAUIアドバンスダイバーコース
NAUIアドバンスダイバーコースは、初心者が更にダイビングの楽しみを増やせるコース。
ボートダイビング、ナイトダイビング、コンパスを使ったナビゲーションなどのスキルを身につけ、さまざまな環境でのダイビングを経験します。
【受講条件】
- 満15歳以上(未成年は保護者の同意が必要)
- NAUIオープンウォーターダイバーダイバーの認定を受けていること(他団体でも同等レベルであればOK)
【取得するとできること】
バディとともに水深30mまで潜れる
NAUIスペシャルティダイバーコース
NAUIスペシャルティダイバーコースは、スキルや経験を増やしてダイバーとしての自信を深める中級者向けのコース。
- これまでに身につけた技術をさらに向上させる「コアスペシャルティ」
- ダイビングのさまざまな楽しみ方を増やす「セレクテッドスペシャルティ」
のふたつが用意されています。
【受講条件】
- 満15歳以上(ディープダイビングは満18歳以上)未成年は保護者の同意が必要
- NAUIアドバンスダイバーコースの認定を受けていること(他団体でも同等レベルであればOK)
【取得するとできること】
バディとともに水深30mまで潜れる
NAUIマスターダイバーコース
NAUIマスターダイバーコースは上級者向けランク。レクリエーションダイバーの最上級レベルの知識や技術をマスターします。
また、今後インストラクターを目指しているダイバーの最初の一歩となるコースです。自分のことだけでなくバディやチームのことを考え、リーダーシップが取れるようになることを目指します。
【受講条件】
- 15歳以上
- NAUIコアスペシャルティダイバー(NAUIレスキューダイバーを除く) のうち最低3種類の資格を有していること
- NAUI CPR&First Aidの資格を保有していること
- NAUIレスキューダイバー・NAUIアドバンスダイバーの資格認定済であること
【取得するとできること】
初めて潜る場所でも計画を立ててダイビングが楽しめる
NAUI(ナウイ)はどんな講習内容をするの?
引用:blue-peter
ここでは、本格的なダイビングへの第一歩として、多くの初心者がまず取得するNAUIの「オープンウォーター」のライセンスについて紹介します。
学科講習
NAUIオープンウォーターの学科講習は、
- ショップで直接インストラクターから講義を受ける(eLearning)
- 自宅学習で知識を身につける
のふたつの方法があり、どちらも総まとめとしてテキスト巻末のファイナル・クイズをクリアすることが必要です。
無料で利用できるeLearningなら、忙しい人でも時間や場所を選ばずに効率的に学科学習を進められます。
おもに選択式の学科テストは1章~5章まで50問あり、合格ラインは40点以上です。
プール講習
プール講習では、ダイビングで使うスキルを浅い場所から深い場所の順にトレーニングを行います。
例として、動画では適正ウエイトでの潜降を練習しています。
プールではウエイトなし・BCDに空気が入った状態で潜降していきます。このスキルをマスターすることで水面でのトラブルを防げます。
海洋実習
海洋実習では、プールで練習したダイビングのスキルを復習しながら実際の海で最低4回のダイビングをします。
水中でのマスク着脱のスキルは、安全にダイビングをする上で必須の基本技術。
マスクを水中で外して付け直したら、マスク上部を抑えて鼻から空気を吐き出します。そのあと上を向いて、マスクの中に残った水を吐き出したら完了。
何歳から?年齢制限はあるの?
15歳からライセンス取得できます。(ジュニアダイバーは10歳から参加可能)
NAUI資格取得に必要なおおよその費用・期間は?
引用:blue-peter
NAUI資格取得迄にかかる期間は?
NAUIの「オープンウォーター」の取得にかかる期間は、3~4日です。
NAUI資格取得迄にかかる費用は?
NAUIの「オープンウォーター」の取得にかかる費用は4~5万円。ダイビング器材の購入は必須ではありませんので、初めはショップのレンタルを利用するのがおすすめ。
NAUIインストラクターのランク・なり方法は?
引用:blue-peter
PADIインストラクターランクとの違い
PADIとの違いとして、ふたつのPADIインストラクターランクについて紹介します。
<ダイブマスター(DM)>
- PADIダイブセンターやリゾート、ダイブ・ボートのスタッフとして働ける
- PADIインストラクターとともにダイバーのアシストができる
<アシスタントインストラクター(AI)>
- PADIインストラクターのもとで、ダイバーへの学科講習やスキルの評価ができる
- プールのみディスカバースキューバ―体験を指導できる
NAUIインストラクターのなり方は?
<ダイブマスター>
NAUIダイブマスターは、インストラクターと一緒にほかのダイバーを連れてガイドしながらダイビングができるライセンスです。また、NAUIの基準内で体験ダイビングやファンダイビングを計画・開催できます。
【受講条件】
- 満18歳以上(未成年は保護者の同意が必要)
- NAUIアドバンスダイバーコース、レスキューダイバーの認定または他団体の同等レベルを受けていること
- CPR&FIRST AIDの有効資格を保有していること
- コアスペシャルティのうち最低3種類の認定を受けていること
- マスターダイバーコースを受講しない場合は潜水経験が30ダイブ以上あること
【取得するとできること】
インストラクターのもとNAUIアドバンスコースのアシスタントができる
<アシスタントインストラクター>
アシスタントインストラクターコースでは、インストラクターのアシスタントとして活動するための知識やスキルを身につけます。
【受講条件】
- NAUIフィットプログラム修了認定
- NAUI CPR&First Aidの資格
- NAUIコアスペシャルティダイバー3種類(NAUIレスキューダイバーを除く)
- NAUIアドバンスダイバーおよびレスキューダイバー、マスターダイバー
- NAUIリーダーシップコースの共通参加条件を満たしていること
- 環境や水深、活動内容など多様な50回以上の潜水経験
【取得するとできること】
- ひとりでオープンウォーターダイバーコースのクラスルームを担当し、安全管理ができる
- プール講習でのインストラクションや評価を行ったりすることができる
NAUI Cカードの再発行って出来るの?
引用:blue-peter
どんな時に再発行してもらえるのか?
NAUIのCカードを紛失・破損したり、結婚等で名字が変わった場合は再発行ができます。
取得したNAUIスクーバセンターやNAUIのインストラクター経由、もしくは公式ホームページからも直接再発行手続きが可能です。
どこでどんな手続きすればいいの?手数料はかかるの?
NAUIのCカード再発行の手続きの方法は下記のふたつあります。
NAUI加盟店でする場合
NAUI加盟店で再発行の申し込みができます。再発行料金は6,000円で、再発行されたCカードはゆうメール(ポストへの投函)で受け取ることも可能。
WEB申請でする場合
NAUIの公式ホームページから直接再発行手続きができます。再発行料金6,000円の支払い方法は代金引換かクレジットカード決済です。
NAUIライセンス取得におすすめのダイビングショップ(2選)
NAUIのライセンスが取れるおすすめのダイビングショップをふたつ紹介します!
引用:https://dunk.gr.jp/blog/4422.html DUNKは那覇で26年も続く老舗のダイビングショップで、特徴はなんといっても豪華な設備。 大型で快適な自社クルーザーがあり、温水シャワー2台、トイレ2室、更衣室2室が完備されているので女性もとても安心。船の2階には広々としたデッキがあるので、器材の交換もスムーズ。サイドテントで冬の防寒もバッチリです。 行き先はおもに慶良間諸島、沖縄本島周辺。船酔いが心配な人は、酔い止め薬を忘れずに持って行ってくださいね。 @emikerururu 泳げなくても水が怖くなければ大丈夫☆ — Peace (@125peace_kuma56) January 4, 2015DUNK(ダンク)
DUNKの特徴
DUNKの口コミ
DUNK Diving さん 行きつけです。もう7年くらい行ってないけど…年賀状はきました(o^^o) pic.twitter.com/W7MazHUpQIDUNKの詳細
引用:http://umitomo.com/tour.html 千葉県の海を拠点としてCカード発行やツアーを敢行しているアースマリンダイバーズ。10代から70代まで、幅広い年齢層のダイバーがライセンスを取得し、仲間とダイビングを楽しんでいます。 ライセンス取得コースは、冬も含めて一年中開催。ライセンスについて質問や、詳しいことを知りたい場合は事前に無料説明会にも参加できます。アースマリンダイバーズ
アースマリンダイバーズの特徴
アースマリンダイバーズの詳細
まとめ
一人ひとりの年齢や体格を考慮した講習を受けられるNAUIなら、安心してダイビングライセンスが取得できます。
NAUIで安全にダイビングライセンスを取得して、いろいろな海で新たな楽しみを見つけてみてくださいね。
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