ヨガの呼吸法で血行促進!カパラバティ#47

カパラバティ

陰ヨガ

一つのポーズにじっくりと時間をかけ、優しくゆったりと行うことによって身体や精神の深部に働きかけていくヨガです。 

陽のエネルギーが強くなりバランスが悪くなりやすい中で生活をされている方は多いと思います。崩れたその陰と陽のバランスを調整するために陰のエネルギーを優位にしていく、リラックス効果の高いヨガです。

何事も効率よく行うには、副交感神経を高め心と身体をリラックスモードにすることが意外と大切なのです。

いつも頑張って身体を緊張させているような状態が長く続くと、精神だけでなく肉体(筋肉や臓器一つ一つ)にも緊張を与えてしまい、不調をきたしてしまうこともあるかも知れません。

激しい運動が苦手方はもちろん、普段は運動量の多い「陽」の運動やヨガを行っている方、肉体労働をされている方、緊張する場に身を置く事が多い方には特におすすめです。

カパラバティ

連続して強く息を吐く呼吸法で、鼻から肺の通り道をクリアリングしていく浄化法お腹の力を使って、お腹の奥から息を吐き出していきます。

火の呼吸と少し似ていますが、火の呼吸は吸う息と吐く息両方に意識を向けますが、カパラバティは吐く息に意識を向けます。

(カパラバティを教えるインストラクターはさまざまで、テンポがかなり速いと感じるインストラクターもいるかもしれません。)

身体を温める効果、血行を促進させたり活性化させる効果があります。

手順

  1. 最初の2〜3呼吸は通常のゆったりとした呼吸で腹部から胸部を軽く準備運動させます。
  2. 鼻から息をフッと力強く吐き、吸う息は意識せずに吐いた息の反動で自然と体に取り込まれるのを感じます。
  3. それを連続して行っていきましょう。
  4. 回数はそれぞれで構いませんが、初めての方は30回くらいを目安に行い、間で一度深い呼吸を2〜3呼吸入れましょう。
    続けられそうであれば2.3セット行うと良いかもしれません。

ポイント

  • 吐く息は力強く息を吐き、吸う息はその強く吐いた反動で自然と肺の中に空気が入っていきます。
  • お腹がポンプのように大きく動いて一気に身体に流れていくので高血圧の方や心臓の疾患などお持ちの方は控えた方が良いかもしれません。
  • また、初めての方や慣れていない方は30回くらいを目安に行うと無理なく続けられます。

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  • この記事を書いた人
白石千晶

chiaki-shiraishi

ヨガインストラクター/ヨガ指導歴8年。 ヨガの学びを深める中で「真の自分らしさ・生き方」をヨガ哲学から学び、忙しい社会の中で自分らしさや癒しを忘れてしまっている現代人に少しでも自分らしい豊かな日々を送ってほしいとの思いで自分の内面に働きかけるヨガレッスンをしています。

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