ヨガの呼吸法で心を安定させる!ウジャイ呼吸#46

ウジャイ呼吸

陰ヨガ

一つのポーズにじっくりと時間をかけ、優しくゆったりと行うことによって身体や精神の深部に働きかけていくヨガです。 

陽のエネルギーが強くなりバランスが悪くなりやすい中で生活をされている方は多いと思います。崩れたその陰と陽のバランスを調整するために陰のエネルギーを優位にしていく、リラックス効果の高いヨガです。

何事も効率よく行うには、副交感神経を高め心と身体をリラックスモードにすることが意外と大切なのです。

いつも頑張って身体を緊張させているような状態が長く続くと、精神だけでなく肉体(筋肉や臓器一つ一つ)にも緊張を与えてしまい、不調をきたしてしまうこともあるかも知れません。

激しい運動が苦手方はもちろん、普段は運動量の多い「陽」の運動やヨガを行っている方、肉体労働をされている方、緊張する場に身を置く事が多い方には特におすすめです。

ウジャイ呼吸

喉を狭めて呼吸をしながら、擦れるような音を立てて行うのが特徴です。それによって、吸う息と吐く息の量が均等に保たれます。

音を出して呼吸することにより、呼吸音が波のような音に感じられたり、心地よく感じられるようになり、心を安定させる効果もあるといわれています。

喉の奥の方を狭めて息を吐くと、スーッと擦れるような音が鳴ります。同時に、自然と鼻から息が抜けていく感覚があります。

手順

  1. 吸う息は鼻、喉から呼吸が広がり、肺の方に広がり、横隔膜が広がっていきます。
  2. 吐く息は、横隔膜が収縮すると共に背中が軽くなる感覚。
  3. この摩擦音に耳を傾けることで、意識を自分の内側へ集中させていきます。

ポイント

  • 喉の奥の方を狭めて、吸う息と吐く息で身体を出入りする空気の量を安定させていく。
  • 吸う息では、肺を思い切り膨らませる。
  • 鼻呼吸というよりは、喉の奥の方で呼吸することが集中のコツ。
  • この記事を書いた人
白石千晶

chiaki-shiraishi

ヨガインストラクター/ヨガ指導歴8年。 ヨガの学びを深める中で「真の自分らしさ・生き方」をヨガ哲学から学び、忙しい社会の中で自分らしさや癒しを忘れてしまっている現代人に少しでも自分らしい豊かな日々を送ってほしいとの思いで自分の内面に働きかけるヨガレッスンをしています。

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