ヨガを日常化されている方も、ヨガにまだ慣れていない方でも行うことのできるポーズは沢山あります。
たまに難易度の高いポーズを行なっているヨギーを見ることがありませんか?
もちろんヨガのアーサナの中には練習を何度も重ねても難しいと感じるポーズが沢山あります。
しかし、大切なのは難易度や完成形ではなくそのポーズを完成させるまでの過程。
そして、維持している間、内に集中しながらもいかに身体の中から拡張していけるか?というところです。
運動量や難易度が高ければ身体がほぐれるとか、中身があるというわけではなく、どんなシンプルなポーズにも身体に変化や気づきを与えるポイントが必ずあります。
アーサナが簡単にとれるようになってきた!と思ったときこそ、難易度の低いアーサナを丁寧に行なってみましょう。
三角のポーズ(トリコナアーサナ)
体側や脇腹伸ばすことで内臓機能や腹部組織が活性化されます。
下半身と体幹の強化の効果、ハムストリングスのストレッチし柔軟にする効果など。
手順
- マットの前方で足を揃えて立ちます。
- 片方の足を、足一本分くらいを目安に大きく後ろに引きます。
- 前の足は指先を前方に、後ろの足は指先を斜め内側にし、骨盤は左の壁の方へ向いている状態をつくります。
- 両腕を指先まで前後に伸ばし、息を吐きながら前の手が引っ張られるように上半身を前方にスライドさせます。
- そのまま前の手を床に下ろし、後ろの腕は天井に上げて指先まで伸ばしましょう。
- 下の肩を軽く内に入れると胸が開きます。
- 目線を上の指先へ送り3〜5呼吸ホールド。
- 戻るときは、吸いながら上の手の指先に引っ張られるようにして起き上がり、吐く息で腕を解放、足を元の位置に戻します。
ポイント
- 体側が硬く背中が丸くなってしまう方は、下の手の位置を床ではなく脛に置くかブロックを使いましょう。
- 体側を伸ばすことが大事なので、お尻が斜め後ろに逃げてしまい体側の伸びを感じられない場合は頭頂から腰骨までをマットと並行になるようにし、腰から体側の伸びをきちんと感じる。