初心者向けのメジャーなポーズシリーズ
みなさんは、「ヨガ」と聞いてどんなものを思い浮かべますか?
瞑想、呼吸法、リラクゼーション、身体が柔軟な人がやっているもの・・・
または、「ヨガは女性がするもの」「美へのこだわりがある人がやるもの」という印象を持っている人も多いかもしれません。
しかしヨガの本質を知ると、それが全く違うものだということが分かってしまいます。
ヨガは、ただポーズをとるもの・運動ではありません。身体の柔らかさも、綺麗かどうかも関係なく、何歳からでも始められます。頑張るものでもないですし、ポーズがキレイにとれることが目的でもありません。
ではヨガとは一体、どんなものなのでしょうか?
ヨガは、"苦痛からの解放=快適で安定した心を作ること"にあります。ポーズの完成にとらわれることなくその完成形までのプロセスを楽しみながら、導き出される体と心の状態を感じる。良い悪いの判断をせずにそのまま感じることです。
カラダと心は繋がっているので、アーサナの練習をくり返す中でその両方が徐々に解放されていく心地良さにフォーカスしていきます。
「あるがままの自分に繋がる=ヨガ」ということです。身体や心、脳の癖は変えることができます。かなりシンプルなポーズでも、ただ何も考えずその時に意識を置き、日々練習を繰り返すだけで自然と変わっています。
いつか身体と心が一体化しているのが感じられて、真の心地良さに気付けるようになるでしょう。
キャットツイスト(猫のねじりのポーズ)
日常的になっているスマホやパソコンの使用、肩がけの荷物、電車での長時間の移動などで、肩から背中、腰にはたくさんの負担がかかっています。
正しい姿勢や美しいボディーラインをキープするには、この背骨の状態を良くすることがとても大切になります。
キャットツイストは、その背骨の歪みや詰まりを解消してくれるポーズです。また、肩で軽く床を押しながらツイストすることで、その肩を刺激して肩こりを解消する効果もあります。
手順
- 四つん這いになり、膝は腰幅くらいか拳2個分くらい開いておく。
- 右腕を左腕の下にくぐらせて、右の肩とこめかみを床に下ろす。
- この時膝は骨盤が膝の真上に来ていることを意識できると良いでしょう。
- お尻が左に大きくズレやすいので、尾骨を真後ろに引き、両方の腰骨をマットの線と並行に保つ。
- 吐く息で背中を左にツイストし、左手は天井へ伸ばす。鎖骨から左右に広げていくような感覚。
- ここで、3〜5呼吸ホールドしましょう。
- 戻るときは左手を床に下ろして四つん這いに戻り、ゆっくり起き上がる。
- 反対側も忘れず行いましょう。
ポイント
- ツイストするときにお尻が横に大きくずれて背中が丸まった状態でのツイストになるとあまり意味がないので、尾骨を真後ろに引き背中を真っ直ぐに長く伸ばした状態でツイストを深めていく。
- そのねじれの部分に呼吸を送っていくイメージ。