良質な睡眠を取るには、普段忙しく行われている精神活動を止めることが大切です。心や身体を休めるために大切な副交感神経を優位にする、腹式呼吸から行っていきましょう。
そしてもう一つ、寝る前にお勧めしたいのが、片鼻呼吸法です。
以前の1minでもお伝えしている、クンバカという呼吸法がありますが、「息を吸って、止めて、吐く」という止息法とも呼ばれる呼吸法です。
それを手の指で鼻を抑え、片鼻ずつ呼吸をすることによって陰と陽のバランスをととのえ、自律神経を整えることができます。この呼吸をコントロールすることができるようになれば、心をもコントロールすることができるようになるといわれています。
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寝る前におすすめな呼吸法
1,腹式呼吸
- 安楽座で座り、手は膝の上に置いて肘を緩めます。
- 息を吐き切って、吸う息お腹の奥の方から膨らませていきます。
- 風船が膨らむようなイメージです。
- 吸い切ったら長く吐いていきます。
- 膨らんだお腹が萎むような感覚で、お腹が薄くなり腰の方に近づいて行きます。
- 繰り返し
2,片鼻呼吸法(ナディ ショーダナ)
- 右手の親指と薬指を使います。親指で右の鼻を押さえ、薬指で左の鼻を押さえます。
- 人差し指と中指は眉間の部分に添えておくか、指を折りたたんで下に向けておきましょう。
- 息を吐き切って、親指を鼻から離し、右の鼻から4秒で息を吸います。
- 親指を鼻に添えたら4秒息を止めます。
- 薬指を鼻から離し、左の鼻から8秒で吐き切ります。
- 左の鼻から4秒で吸います。
- 薬指で鼻を押さえて4秒止息。
- 右の鼻から8秒かけて吐き切ります。
(右吸→止→左吐→左吸→止→右吐→右吸→止→左吐を繰り返し)