日頃の精神疲労を緩和!立位の前屈のポーズ(ウッターナアーサナ)#66

立位の前屈

初心者向けのメジャーなポーズシリーズ

みなさんは、「ヨガ」と聞いてどんなものを思い浮かべますか?

瞑想、呼吸法、リラクゼーション、身体が柔軟な人がやっているもの…。または、「ヨガは女性がするもの」「美へのこだわりがある人がやるもの」という印象を持っている人も多いかもしれません。

しかしヨガの本質を知ると、それが全く違うものだということが分かってしまいます。

ヨガは、ただポーズをとるもの・運動ではありません。身体の柔らかさも、綺麗かどうかも関係なく、何歳からでも始められます。頑張るものでもないですし、ポーズがキレイにとれることが目的でもありません。

ではヨガとは一体、どんなものなのでしょうか?

ヨガは、"苦痛からの解放=快適で安定した心を作ること"にあります。ポーズの完成にとらわれることなくその完成形までのプロセスを楽しみながら、導き出される体と心の状態を感じる。良い悪いの判断をせずにそのまま感じることです。

カラダと心は繋がっているので、アーサナの練習をくり返す中でその両方が徐々に解放されていく心地良さにフォーカスしていきます。

「あるがままの自分に繋がる=ヨガ」ということです。身体や心、脳の癖は変えることができます。かなりシンプルなポーズでも、ただ何も考えずその時に意識を置き、日々練習を繰り返すだけで自然と変わっています。

いつか身体と心が一体化しているのが感じられて、真の心地良さに気付けるようになるでしょう。

立位の前屈のポーズ(ウッターナアーサナ)

上半身や頭を逆転させることで精神疲労を緩和する効果も高く、内臓機能の改善や活性化に役立つとも言われています。

手順

  1. 両足を揃えてマットの上に立ちます。
  2. 吸う息で背筋を伸ばし、吐きながら前屈します。
  3. 手を足に滑らせるようにしながら体を折り畳んでいき、限界まで倒れたら首と肩の力を抜きます。
  4. 手のひらをマットにつくことができる方はマットに下ろしても、脹脛にあててもOK。
  5. 膝を軽く緩めてお腹を前腿に近づけます。
  6. 尾骨を天井へ向けることでふくらはぎの伸びを感じていきましょう。
  7. 3〜5呼吸ホールド。
  8. 戻る時はロールアップして起き上がってきます。

ポイント

  • 身体を折り畳んだ時に、上半身の力みを抜く。
  • 膝をまっすぐにしたとき腰と背中が丸まってしまう場合は膝を緩めて尾骨を天井方向に向ける意識をするだけで脹脛から膝裏、腿裏までまんべんなく伸びていきます。

  • この記事を書いた人
白石千晶

chiaki-shiraishi

ヨガインストラクター/ヨガ指導歴8年。 ヨガの学びを深める中で「真の自分らしさ・生き方」をヨガ哲学から学び、忙しい社会の中で自分らしさや癒しを忘れてしまっている現代人に少しでも自分らしい豊かな日々を送ってほしいとの思いで自分の内面に働きかけるヨガレッスンをしています。

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